介護職の「やりがい」って何?15年目・介護課長が見つけた仕事の喜びの真髄

楽しそうに踊っている介護士

 ※この記事にはプロモーションが含まれます。

 「介護の仕事は、やりがいがあるけど給料が安い」

 「あんなに情熱があったのに、最近、やりがいが分からなくなった…」

 介護職という仕事を長く続ける中で、やりがいは決して単一のものではなく、人生のステージと共に、形を変えていくものだと私は学びました。

 この記事では、私が15年間で感じたやりがいの4つの段階を、正直な体験談としてお話しします。

 あなたの今の悩みの答えが、きっとこの中にあるはずです。

目次

新人時代に感じていた「ありがとう」というやりがい

利用者にお礼を言われる介護士

 介護職の誰もが、まず最初に経験する、最も純粋で、最もパワフルなやりがいがこの段階です。

ダイレクトに伝わる「感情」という報酬

 新人時代は、介助がスムーズにできず、失敗ばかりで、心身ともにきつい時期です。

 しかし、そんな中でも、私たちが一生懸命にケアを提供した後、利用者様からいただく「ありがとう」の言葉や「気持ちよかったよ」という満足げな笑顔は、どれほど私たちの心を癒してくれたでしょうか。

 このダイレクトに伝わる感謝の感情こそが、介護職を続けるための最初の燃料です。

 これは、お金や地位では決して得られない。

 人間としての根源的な喜びであり、私たちがこの仕事を選んだ理由そのものです。

中堅時代にぶつかった「やりがい摂取」という言葉の壁

心を守る介護士

 入社3〜7年目あたり。

 仕事にも慣れた頃、多くの介護職が直面する大きな壁が、この「やりがい搾取」という葛藤です

「やりがい」だけでは生活できない現実

 「やりがい」を追求すればするほど、残業が増え、心身が消耗していく。

 しかし、給料は思ったほど上がらない。

 この時期、誰もが「私はやりがいという言葉で、安く使われているのではないか?」という現実に直面し、介護職を辞めたいという衝動に駆られます。

心を削る「過剰な期待」と自責の念

 この時期のストレスを乗り越えるには、感情の境界線を引く技術が必要です。

 この時期の葛藤は、転職や辞めたいという気持ちに直結します。

 心を消耗しすぎないためにも、『アドラー心理学』にようなアドラーの書籍で、感情の境界線を引くための理論を学ぶことが有効です。

管理職になって見つけた「チームで成果を出す」やりがい

チームで仲良しな介護士

 介護課長という管理職に昇進してからは、私のやりがいの形は、完全に「個人」から「チーム」へと変化しました。

自身の成長を「部下の成長」に見出す喜び

 私の直接のやりがいは、目の前の利用者様を介護することではなく、私が育てた部下が、利用者様を笑顔にしている姿を見ることになりました。

 かつて指導に苦労した新人が、数年後、他の後輩を立派に指導している姿を見た時、「ああ、この道を選んでよかった」と、自分のキャリアの価値を実感しました。

困難な課題を「仕組み」で解決する達成感

 管理職になってからは、個人的な介護技術よりも、チームの申し送りの仕組みを改善したり、ヒヤリハットを防ぐマニュアルを作成したりといった「システム」に関わる仕事が増えました。

 この「仕組み」を改善し、施設全体がより良くなった時の達成感は、一人で得るやりがいとは比べ物にならないほど大きなものです。

 チームを導く喜びをさらに深めるために、『THE TEAM(ザ・チーム)のようなマネジメントの専門書を読み込むことは、大きな助けになります。

15年目の今、私が感じる究極のやりがいとは

利用者と仲良しな介護士

 そして、介護職としてのキャリアを15年続けた今、私が最終的に辿り着いた、仕事の「真髄」とでも呼べるやりがいがあります。

「人生の終章」に寄り添うことの尊さ

 それは、利用者様の「看取り介護」に携わることです。

 介護の仕事は、人の人生の最も弱く、最も尊厳が問われる最終章に、専門職として伴走できる、極めて稀有な仕事です。

 その方の人生の最期の一瞬まで「その人らし時間」を想像し続けること。

 これ以上のやりがいは、この世に存在しないと確信しています。

究極のやりがい:「生きた証」を家族に繋ぐこと

 看取りを通じて、私たちは利用者様の「生きた証」を受け取ります。

 その証を、悲しみに暮れる家族様に、感謝と共にお伝えする。

 介護職は、単に介護をするだけでなく、命の尊厳と物語を、未来へと繋ぐ役割を担っているのです。

やりがいと「給料」を両立させるための戦略

新しい職場を探す介護士

 このやりがいの裏側で、あなたの給料や待遇が報われていないと感じるなら、それはあなたがやりがいを失うべき理由にはなりません。

あなたの「やりがい」を食い物にさせない

 介護職は、決してやりがいだけで続ける仕事ではありません。

 あなたのやりがいを盾に、低給料と長時間労働を強いる職場は、やりがい搾取をしている「ブラック施設」です。

 あなたの献身性と専門性は、正当な給料と待遇で報われるべきなのです。

あなたの専門性を正しく評価してくれる職場を選ぶ

 もし今の職場絵、あなたのやりがいがすり減っているなら、それは転職という選択肢を考えるべきサインです。

 あなたの介護福祉士やリーダーとしての経験を、正当な給料や役職で評価してくれる職場は、必ず存在します。

 介護専門の転職エージェントに登録し「やりがい」と「給料」の両方を満たせる、職員のメンタルヘルスにも配慮した「ホワイトな職場」の情報を得てみてください。

まとめ:やりがいは、あなた自身の成長の記録である

ムキムキな介護士

 介護職のやりがいは、一つの感情ではありません。

 それは、新人時代の「ありがとう」から始まり、管理職としての「仕組みの改善」そして「命の尊厳」までを包含する、あなた自身のキャリアと心の成長の記録なのです。

 この記事が、今、やりがいの壁にぶつかっているあなたの、未来のやりがいを見つけるための一助となることを心から願っています。

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