訪問介護(ヘルパー)と施設介護の違いは?15年施設に勤めた介護課長が「どっちに合うか」を徹底解説

訪問と施設の違い

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 一言で「介護の仕事」と言っても、その働き方は様々です。

 中でも、キャリアを考える上で大きな分岐点となるのが「訪問介護」と「施設介護」どちらの道を選ぶかという問題です。

 「1対1で深く関わりたい」「チームで働く方が安心」どちらの働き方にも、他では得られないやりがいと、乗り越えるべき難しさがあります。

 この記事では、あなたの性格やキャリアプランに、本当に合っているのはどちらなのか。

 後悔のない職場選びができるよう、4つの視点から、それぞれのリアルな違いを徹底的に比較します。

目次

働き方の違い(1対1vsチームケア)

訪問介護

 まず、最も分かりやすい働き方のスタイルの違いから見ていきましょう。

ケアのスタイル:「1対1」で深く向き合う訪問、「チーム」で支える施設

 訪問介護の最大の特徴は、利用者様の自宅に一人で伺い、「1対1」でケアを提供することです。

 誰にも邪魔されず、その方のためだけの時間に集中できるのは、大きな魅力と言えるでしょう。

 一方、施設介護は、複数の介護職や看護師、リハビリ職などが連携する「チーム」で、奥の利用者様を支えます。

 常に仲間の存在を感じられる安心感があります。

時間の使い方:時間に追われる訪問、時間に縛られる施設

 時間の使い方も対照的です。

 訪問介護は、一件あたりのサービス時間が厳密に決められているため、常に時間を意識し、効率的に動く必要があります。

 しかし、その時間内での裁量は、あなた自身に委ねられています。

 対照的に施設介護は、食事や入浴といった施設全体のスケジュールに沿って動くため、時間に縛られる感覚があるかもしれませんが、突発的な事態にはチームで対応できる柔軟性があります。

求められるスキルの違い(判断力、応用力vs連携力)

施設介護

 働き方が違えば、そこで磨かれるスキルセットも当然、異なります。

訪問介護で磨かれる「自己完結能力」

 一人で現場に向かう訪問介護では、予期せぬ事態が起きても、その場で最善の策を考え、実行する「判断力」と「応用力」が何よりも求められます。

 マニュアル通りにいかない状況を、自分一人の力で乗り越えなければならない場面も少なくありません。

 その分、プロとしての「自己完結能力」は飛躍的に向上します。

施設介護で磨かれる「多職種連携能力」

 施設介護の現場では、自分一人の判断で動くことは許されません。

 介護職だけでなく、看護師、ケアマネジャー、栄養士、理学療法士など、多くの専門職と情報を共有し、意見を調整しながら、チームとしての方針を決定していきます。

 ここで磨かれるのは、介護の知識だけでなく、円滑なチームワークを磨くための「連携力」や「コミュニケーション能力」です。

給与とキャリアパスの違い

先を見通す

 あなたの将来を考える上で、給与とキャリアパスの違いは非常に重要です。

給与体系の比較:安定の施設、やり方次第の訪問

 一般的に、施設介護は月給制が多く、各種手当や賞与、福利厚生が安定している傾向にあります。

 一方、訪問介護は、持久性や歩合制を取り入れている事業所も多く、登録ヘルパーとして働く場合は、勤務時間によって収入が変動します。

 ただし、身体介護など専門性の高いサービスや、早朝・夜間の勤務は時給が高く設定されるため、働き方次第では施設職員以上の収入を得ることも可能です。

キャリアパスの展望

 施設介護では、ユニットリーダーやフロアリーダー、そして私のような介護課長や施設長といった、段階的なキャリアパスが描きやすいのが特徴です。

 一方、訪問介護における代表的なキャリアパスは、ヘルパーの指導やサービス計画の調整役を担う「サービス提供責任者(サ責)」です。

 サ責は、事業所の運営に深く関わる重要な役職であり、多くのヘルパーが目指す目標となります。

【自己診断】あなたにおすすめなのは訪問?施設?

自己診断

 それでは、ここまでの違いを踏まえ、あなたがどちらの働き方に向いているか、簡単な自己診断をしてみましょう。

 もしあなたが「自分のペースで、一人ひとりと深く関わりたい」「臨機応変に、自分で判断して動くのが好き」「車の運転が苦にならない」というタイプなら、訪問介護への適性が高いと言えます。

 一方で「チームで協力して何かを成し遂げたい」「多様なケースを経験し、多くの専門職から学びたい」「安定した環境で、着実にキャリアアップしたい」と考えるなら、施設介護が向いている可能性が高いでしょう。

どちらの道を選ぶにしても、あなたの「強み」になる

力こぶを見せる介護士

 どちらの働き方にも、他では得られない専門性があります。

あなたの挑戦を支える便利グッズと学び

 どちらの道に進むにしても、準備は大切です。

 特に訪問介護に挑戦するなら、移動中に必要なものを機能的に収納できる訪問介護用のバッグや、利用者様ごとに情報を整理するための専用のノートは、あなたの仕事を大きく助けてくれます。

 また、一人で判断する力を養うために、介護におけるリスクマネジメントの書籍を読んでおくことも、あなたの自信に繋がります。

自分に合った職場を見つける、最も確実な方法

 しかし、最も重要なのは、訪問介護であれ施設介護であれ、あなたを大切にし、育ててくれる「優良な事業所」を選ぶことです。

 施設の雰囲気や、教育体制、残業の実態といった内部情報は、求人票だけでは決して分かりません。

 後悔のない転職を実現するために、マイナビ介護職のような介護専門の転職エージェントに登録し、プロの視点からアドバイスをもらうことを強くおすすめします。

 あなたの希望を伝えれば、訪問と施設の両方の求人を比較しながら、あなたにとって本当に「働きやすい」職場を提案してくれます。

まとめ:どちらも社会を支える、尊い専門職

輝いている介護士

 訪問介護と施設介護。

 働き方は違えど、どちらも、地域で暮らす高齢者の生活を支える、社会にとって不可欠な、尊い専門職であることに変わりはありません。

 大切なのは、どちらが優れているかではなく、どちらが「あなたらしく輝けるか」です。

 この記事が、あなたが自分に合った最高の舞台を見つけるための一助となることを、心から願っています。

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