私が介護課長になるまで|一般スタッフから10年で管理職員になったキャリアパスを公開

どちらに向かうか

 ※この記事にはプロモーションが含まれます。

 「いつかはリーダーや管理職になりたい」

 「介護の仕事で、どうやってキャリアアップしていけばいいんだろう?」

 現場で働く中で、あなたは自身のキャリアパスについて、そんな期待や疑問を抱いたことはありませんか。

 これは、特別な経歴もコネもなかった私が、新卒で介護の世界に飛び込み、試行錯誤しながら10年という歳月をかけて介護課長という管理職員になるまでの道のりを、ありのままに綴った物語です。

 あなたの介護職としての未来を描く、一つのリアルなサンプルとして、参考にしていただければ幸いです。

目次

介護職1〜2年目:とにかく仕事を覚える「スポンジ」の時期

100%サクセス

 何事も、最初の基礎が肝心です。

 新人時代、私が意識していたのは、とにかく目の前のことを全て吸収する「スポンジ」になることでした。

失敗を恐れず、誰よりも質問する

 新人時代の失敗は数え切れません。

 報告の仕方を間違えて先輩に叱られたり、ご利用者様の些細な変化を見逃してヒヤリとしたり。

 しかし、大切なのは失敗そのものではなく、そこから何を学ぶかです。

 私は「すみません」で終わらせず、「何故ダメだったのでしょうか」「次からはどうすればいいですか」と、必ず一歩踏み込んで質問するようにしていました。

 プライドは捨て、教えを乞う。

 その姿勢が先輩方との信頼関係の土台になったと感じています。

「自分の当たり前」を疑う視点

 仕事を覚えてくると、どうしても「作業」になりがちです。

 しかし、私は常に「何故、このケアが必要なのか?」と一つひとつの作業の根拠を考えるようにしていました。

 「オムツ交換は時間だからする」のではなく、「その方の不快感を取り除くために、最適なタイミングでする」と考える。その積み重ねが、のちに介護福祉士の資格取得や、ケアプランを深く理解する力につながっていきました。

3年目〜5年目:リーダーへの抜擢

レベルアップ

 3年目には、私にとって大きな転換期となりました

 ユニットリーダーを担う立場となったのです。

年上の部下との間に生まれた「見えない壁」

 ユニットリーダーに抜擢され、最初にぶつかった壁…それは、「年上の部下」との人間関係です。

 経験豊富なパートスタッフの方に、年下の私から指示を出す…その難しさは想像以上でした。

 当初はうまくいきませんでしたが、私が徹底したのは「相手への敬意」です。

 シフトの希望を誰よりも先に聞く、相手の経験を尊重し「○○さんは、どう思いますか?」と意見を求める。

 その上で、リーダーとして判断すべきことは、資格や研修で得た知識を根拠に、論理的に伝える、その繰り返しで、徐々に信頼を得ることができました。

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えこひいきをするのではなく、あくまでも「あなたの話を聞きたい」という敬意が大事

6年目〜10年目:ユニットリーダーから介護課長へ

作り上げる

 ユニットリーダーとして数年間、チームの改善に取り組む中でさらに大きなチャンスが訪れました。

 施設長からの、介護課長への推薦です。

管理職への推薦と評価されたポイント

 何故、私だったのか。

 後から聞いた話では、単にケアができるだけでなく、数年間にわたって「ユニット全体を良くしよう」と地道に改善を続けた視点が評価されたとのことでした。

 例えば、ヒヤリハットの報告書をただ提出するのではなく、「再発防止のために、こういうルールを作ってはどうか」と改善案まで添えて提出し、その実行まで見届ける。

 そんな小さな積み重ねが管理職としてのポテンシャルとして見てもらえたようです。

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評価を得るのに裏技は無い。あるのは、コツコツと積み上げる実績と信頼のみ

課長になるために猛勉強した「介護以外の知識」

 管理職になるには、現場の知識だけでは全く歯が立ちません。

 私は、マネジメント、労務管理、そして施設の支援に関する知識まで、必死で勉強しました。

 特に、施設の経営者から勧められて読み込み、組織全体を見る目を養ってくれたのが、マネジメントの父と呼ばれるトラッカーの名著『マネジメント【エッセンシャル版】』です。

 介護とは違う世界の視点が、私の視野を大きく広げてくれました。

これから管理職を目指すあなたへ送る3つのアドバイス

ホワイトボードでアドバイス

 私の経験が全てではありませんが、これからリーダーや管理職を目指すあなたに、これだけは伝えたいと思う3つのことがあります。

アドバイス①:誰よりも「現場」を知り、語れる存在になる

 管理職になると、現場から離れる時間が増えます。

 しかし、現場で何が起きているのか、職員が何に困っているのかを肌感覚で理解していなければ、的確な判断は下せません。

 常に現場に足を運び、スタッフの声に耳を傾け、「現場が一番わかっているのは自分だ」と胸を張れる存在でいてください。

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「現場で働いてないくせに」そう言われないためにも、ユニットに上がり、積極的に関係を築いていく

アドバイス②:「介護」と「経営」の理論を学ぶ姿勢を持つ

 良いケアと、安定した施設運営は、どちらも不可欠な車の車輪です。理想のケアを追求する情熱と共に、それを支える経営的視点が管理職には求められます。

 何故なら、利益が無ければ、ケアを提供する場そのものが失われてしまうからです。

 しかし利益は、単なる存続のためだけではありません。それは、より良いケアを生むための「投資の原資」です。

 健全な利益をスタッフの待遇改善や専門性を高める研修、働きやすい環境整備に充てることで、意欲とスキルは向上し、結果として、ケアの質が高まり利用者様の満足度向上へと繋がります。

 それが、施設の安定経営へと繋がる好循環を作り出せるのです。

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利用者様とスタッフの未来を守ることこそ、私たち管理職の使命

アドバイス③:あなた自身の「理想の介護」を言語化する

 「あなたは、どんな介護を実現したいですか?」

 この問いに、あなた自身の言葉で答えられますか。

 明確なビジョンという「航海図」が無ければ、チームという船はどこへ向かうべきか分からず、日々の業務という嵐にただ流されるだけになってしまいます。

 あなたが信じる理想の介護の姿を、熱く、具体的に語ること。

 それが困難な時の判断基準となり、スタッフの心を一つにして同じ未来を目指す、何よりの推進力になるのです。

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あなたの「理想の介護」を熱く語ることこそが、チームを一つにする最大の力になる

まとめ:キャリアパスは与えられるものではなく、自ら描くもの

テスづくり

 私の場合は幸運にも、一つの職場でキャリアアップの道が開けました。

 しかし、全ての職場にその道が用意されているとは限りません。

 もし、あなたの情熱や能力が今の職場で正当に評価されていないと感じるなら、あなたの経験を高く評価し、リーダーや管理職のポストを用意している施設へ転職することも、全く正しいキャリア戦略です。

 まずはマイナビ介護職のような専門エージェントに相談し、外の政界にどんなチャンスがあるのかを知るだけでも、あなたの視野は大きく広がるはずです。

 介護職のキャリアパスは、一つではありません。

 この記事が、あなたが自身のキャリアを主体的に描き、未来へ踏み出すための一助となることを心から願っています。

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