介護福祉士と実務者研修の違いは?介護課長が「どっちを取るべきか」を10分で解説

両手に持っている介護士

 ※この記事にはプロモーションが含まれます。

 介護のキャリアアップを考えた時、必ず目にする「実務者研修」「介護福祉士」という2つの言葉。

 「名前が似ているけど、違いは何?」

 「どっちから取ればいいの?」

 と、混乱していませんか?

 この記事では、あなたのそんな疑問を10分で解消します。

目次

資格の位置付けの違い(国家資格 vs 公的資格)

 まず、この2つの決定的な違いは、その「位置付け」にあります。

介護福祉士は「国家資格」、実務者研修は「研修の修了証」

 非常に分かりやすく例えるなら、介護福祉士は、国が認めた介護分野で唯一の「国家資格」つまりプロの証となる「運転免許証」そのものです。

 一方、実務者研修は、その免許試験を受けるために必要な「教習所の卒業証明書」にあたります。

 これらは、国家資格ではなく、公的な「研修」であり、修了することで「研修を終えました」という証明(公的資格)が得られます。

できること・給料の違い

給料が上がった介護士

 位置付けが違えば、当然、業務範囲や給料も変わってきます。

実務者研修で「できること」

 実務者研修を修了すると、介護の知識が深まるだけでなく、以下のような大きなメリットがあります。

  • 喀痰吸引や経管栄養(医療的ケア)の基礎を学べる。
  • 訪問介護事業所で必須の**「サービス提供責任者(サ責)」**になることができる。

 これだけでも給与に「資格手当」として数千円プラスしてくれる施設もありますが、その額は介護福祉士には及びません。

介護福祉士で「できること」

 介護福祉士は、実務者研修でできることを全て含んだ上で、介護のプロフェッショナルとして、名実ともに認められます。

  • 給与・待遇の向上資格手当(月5,000円〜15,000円程度)が付き、給料が確実にアップします。
  • キャリアアップ:ユニットリーダーや私のような管理職への昇進に、必須条件としている施設がほとんどです。
  • 転職での圧倒的優位性:転職市場でのあなたの「市場価値」が、飛躍的に高まります。

結論:最終的に介護福祉士を目指すなら、実務者研修は「必須」

階段を上がる介護士

 「どっちを取るべきか」という悩みに対する私の答えは「それは、比べるものではありません」です。

 何故なら、介護福祉士の国家試験を受験するためには「実務経験3年」に加えて「実務者研修の修了」が、法律で必須条件として定められているからです。

 つまり、実務者研修は「介護福祉士」というゴールに到達するために、誰もが必ず通らなければならない「通過点」なのです。

最短で介護福祉士になるためのルート選択

三本指を出す介護士

 あなたが介護のプロとして、給料を上げ、キャリアを築いていきたいと本気で考えるなら、目指すべきゴールはただ一つ「介護福祉士」です。

 そのための最短ルート(王道ルート)は、以下の3ステップです。

ステップ①:介護の実務経験を3年間積む

 まずは、現場で経験を積みます。

 もしあなたが今、無資格・未経験なら、まずは介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)から始めると、仕事の幅が広がり、実務者研修の受講料も安くなるためおすすめです。

ステップ②:「実務者研修」を修了する

 3年の実務経験を積むのと並行して、この「実務者研修」を修了します。

 これが、国家試験の受験チケットとなります。

 働きながら資格を取るのは大変ですが、多くのスクールが通信講座と数日間の通学(スクーリング)を組み合わせています。

 スクール選びで失敗しないためには、費用や日程をしっかり比較することが重要です。

 私が後輩に必ずすすめているのが、シカトルのような無料の一括資料請求サイトを活用することです。

 お住まいの地域で、あなたのシフトや予算に合った学校を簡単に比較でき、職場の「資格取得支援制度」が使えるかも確認できます。

ステップ③:「介護福祉士」国家試験に合格する

 ステップ①と②の両方をクリアすると、年に1回(例年1月下旬)に行われる国家試験の受験資格が得られます。

 この試験に合格して、初めてあなたは「介護福祉士」となれるのです。

 試験勉強には、やはり王道である参考書と問題集を繰り返し解くのが、多くの合格者を見てきた私が最も確実だと感じる方法です。

資格取得を応援してくれる「職場」を選ぼう

新しい職場を探す介護士

 最後に、介護課長として最も重要なことをお伝えします。

 あなたのキャリアアップを、心から応援し、サポートしてくれる「職場」で働くことです。

 実務者研修の費用を負担してくれる「資格取得支援制度」があるか、国家試験の前に、休暇をとりやすい雰囲気か。

 そうした環境が、あなたの資格取得のスピードとモチベーションを大きく左右します。

 もし、今の職場がそうでないなら、あなたの成長を本気で応援してくれる「ホワイトな職場」へ転職することも、キャリアアップのための賢明な戦略です。

 介護専門の転職エージェントに相談すれば、そうした福利厚生や教育体制が整った施設の情報を得ることができます。

まとめ:「実務者研修」は未来への切符「介護福祉士」はゴールでありスタート

地図を描く介護士

 実務者研修と介護福祉士の違いは、明確になりましたか?

 「実務者研修」は、あなたの給料とキャリアを上げるための「未来への切符」であり「介護福祉士」こそが、あなたが目指すべき「プロとしてのゴール」そして「スタートライン」です。

 この記事が、あなたのキャリアプランを描くための、明確な地図となれば幸いです。

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