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「明日のレクリエーション、何をやろう…」もうネタ切れだ」
「準備に時間がかかって、他の業務が終わらない」
介護職にとって、日々のレクリエーションの企画は、やりがいであると同時に、大きなプレッシャーや悩みにもなりますよね。
私が新人指導でいつも伝えていたのは「レクは、凝った物である必要はない。大切なのは、利用者様が『参加して楽しかった』と、笑顔になれるかどうか」ということです。
この記事では、あなたの「ネタ切れ」の悩みを今すぐ解決する、準備が簡単で、盛り上がりやすい集団レクの鉄板ネタを厳選して紹介します。
【座ってできる系】安全・安心の定番レク

まずは、身体的な負担が少なく、車椅子の方も一緒に参加しやすい、座ってできる系のレクです。
①口腔体操(パタカラ体操)
これはレクリエーションであると同時に、誤嚥予防に不可欠な「訓練」でもあります。
「パ・タ・カ・ラ」と一音ずつ発生したり、早口言葉に挑戦したりするだけで、口周りの筋肉が刺激されます。
食事の前に導入するのが最も効果的です。
②後出しじゃんけん
職員が出した手に「勝ってください」「負けてください」「あいこにしてください」という指示に合わせて、手を出してもらう脳トレゲームです。
ルールを瞬時に切り替えることで、頭の体操になります。
間違えても「惜しい!」と笑い合える、明るい雰囲気作りがコツです。
③連想ゲーム
「赤いものと言えば?」「冬の食べ物と言えば?」といったお題を出し、利用者様から自由に言葉を引き出します。
正解・不正解はありません。
その言葉から、昔の思い出話(回想法)に繋がることも多く、コミュニケーションを深めるのに最適です。
【少し身体を動かす系】安全に楽しくリフレッシュ

次は、座ったままでも、あるいは少し立ってでもできる、適度な運動を取り入れたレクです。
④風船バレー
これは集団レクの王様ですね。
風船は動きがゆっくりで、当たっても痛くないため、誰でも安全に参加できます。
円になって、隣の人にパスを回すだけでも良いです日、2チームに分けてネットを挟んで打ち合うのも盛り上がります。
⑤タオル体操
各自でフェイスタオルを1本持ち、それを引っ張ったり、上げ下げしたりしながら行う簡単な体操です。
タオルという身近な道具を使うことで、無理なく肩や腕の筋肉を伸ばすことができます。
音楽に合わせて行うと、さらに楽しくなります。
⑥玉入れ
床にカゴや段ボール箱を置き、そこに向かってお手玉や、新聞紙を丸めた簡単なボールを投げ入れます。
距離を調整することで、難易度を自由に変えられます。
チーム対抗戦にすると、一体感が生まれて非常に盛り上がります。
【脳トレ・創作系】集中力と達成感を味わう

頭を使ったり、手先を動かしたりするレクは、利用者様の集中力を高め「できた!」という達成感を味わってもらうのに最適です。
⑦間違い探し・クロスワード
高齢者向けの、文字やイラストが大きな脳トレプリントを活用します。
介護雑誌の付録や、インターネット上の無料素材でも、質の高いものが手に入ります。
個人で集中して取り組むのも良いですし、大きな紙に拡大コピーして、全身で答えを探すのも良いでしょう。
⑧大人の塗り絵
季節の花や、昔懐かしい風景など、利用者様が興味を持てるテーマの「塗り絵」は、非常に人気の高いレクです。
手先のリハビリになるだけでなく、無心で色を塗ることで、精神的な安定(セラピー効果)も期待できます。
⑨季節の簡単な工作
ちぎり絵や貼り絵など、鋏を使わなくてもできる簡単な工作はおすすめです。
例えば、春ならピンクのお花紙を丸めて桜の木に貼っていく、秋なら落ち葉を台紙に貼って作品にするなど。
完成した作品を壁に飾ることで「自分も参加した」という喜びが持続します。
⑩音楽・回想法
最後は、懐かしい唱歌や歌謡曲を、みんなで歌う「音楽レク」です。
歌詞カードを準備して、ピアノやギターが弾ける職員がいれば最高ですが、CDを流すだけでも構いません。
その歌が流行った時代の思い出話(回想法)を引き出すことで、脳が活性化し、会話が弾みます。
アイデアに困った時の「お守り」

これらのネタをローテーションするだけでも、かなりの期間を乗り切れるはずです。
しかし、それでもネタ切れになってしまった時のために、私が管理職として施設に常備するようすすめていたのが、レクリエーションのアイデアが詰まった専門書です。
一冊持っておくだけで、精神的なお守りになります。
特に、レクリエーションのネタが豊富に掲載されている専門書のように、準備物が少なく、すぐに実践できるアイデアが詰まった本は、忙しい現場の強い味方です。
レクを盛り上げるための司会進行のコツ

レクが成功するかどうかは、ネタそのものよりも「司会進行」の腕にかかっています。
①誰よりもまず、職員が楽しむ
最も重要なコツはこれです。
職員が、心の底から楽しそうに笑っていること。
その楽しさは、必ず利用者様に伝染します。
恥ずかしがらず、あなたが一番の笑顔で参加してください。
②参加を強制せず「見ているだけ」もOKにする
全員が参加しなければならない、という空気は、利用者様にとって大きなプレッシャーになります。
「今日は見ているだけでいいですよ」「そこに座って、応援してくださいね」と、その場にいること自体を肯定する雰囲気作りが大切です。
③否定的な言葉を使わない
レクの場では、介護職は審判ではありません。
「間違っていますよ」と指摘したり「もっと上手に!」と過度な期待をかけたりするのはNGです。
どんな結果になっても「面白いですね!」「いいですね!」と全てを肯定的に受け止めることで、安心して参加できる空間が生まれます。
あなたの企画力を、正しく評価してくれる職場へ

最後に、介護課長として、れエクに悩むあなたにお伝えしたいことがあります。
レクリエーションの企画は、本来、勤務時間内に、チームで考えるべき「専門業務」です。
もし、あなたの職場が「レクは担当者が一人で考えて当たり前」「ネタ集めは、サービス残業や自宅でやって」というような雰囲気なら、それは健全な職場とは言えません。
あなたのその「利用者様を楽しませたい」という素晴らしい情熱と企画力は、正当に評価されるべきです。
職員同士でアイデアを出し合い、レクの準備時間もきちんと業務として認めてくれる「ホワイトな職場」は必ず存在します。
転職を考える際には、介護専門の転職エージェントに、そうした施設の運営方針や、職員のリアルな働き方について確認してもらうことをおすすめします。
まとめ:レクリエーションは、利用者様の「生きがい」を作る仕事

介護現場のレクリエーションは、単なる「暇つぶし」ではありません。
それは、利用者様の笑顔を引き出し、他者との繋がりを生み、日々の生活に「やりがい」や「役割」を作る、非常に専門的で、尊い仕事なのです。
この記事が、あなたの「ネタ切れ」の悩みから解放し、明日からのレクが、あなた自身にとっても楽しい時間となるための一助となれば幸いです。

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