デイサービス(通所介護)の仕事内容とは?15年特養に勤めた介護課長が施設介護との違いとやりがいを解説

デイサービスと施設介護の違い

 ※この記事にはプロモーションが含まれます。

 「夜勤のない職場で、日中の関わりを中心に働きたい」

 「家庭やプライベートと、介護の仕事をうまく両立させたい」

 そう考え、デイサービスへの転職に興味を持つ介護職は少なくありません。

 しかし、同じ介護の仕事でも、特養などの施設介護とは、その仕事内容も、求められるスキルも大きく異なります。

 この記事では、15年間、特養という施設介護の最前線で、新人から介護課長まで経験した私の視点から、デイサービスの具体的な仕事内容、施設介護との違い、そしてやりがいについて。

 良い面も、そして少し物足りなく感じるかもしれない面も、正直にお話しします。

目次

デイサービスの1日の流れと主な仕事内容

デイサービスの一日の流れ

 デイサービスの一日は、利用者様を「お迎え」することから始まり、「お見送り」することで終わります。

「お迎え」から始まる一日

 朝、まず最初に仕事は、専用車で利用者様の自宅までお迎えにあがる「送迎」業務です。

 安全運転はもちろんのこと、自宅での様子を家族様から伺う、貴重な情報交換の場でもあります。

 施設に到着後は、看護師と共に、血圧や体温といったバイタルチェックを行い、その日の健康状態を把握します。

入浴、食事、そして多彩な活動へ

 午前中は、入浴介助が主な業務の一つとなります。

 午後からは、この記事の核となるレクリエーションや機能訓練が活発に行われます。

 その合間に、昼食の準備や食事介助、排泄介助、そしてケアの記録といった業務を、他のスタッフと連携しながら進めていきます。

「お見送り」と記録、明日の準備

 夕方になると、再び送迎車で自宅までお見送りします。

 その際、家族様に今日一日の様子をまとめた連絡帳をお渡しし、口頭でも情報を共有します。

 利用者様が帰られた後は、フロアの清掃や、翌日のレクリエーションの準備などを行い、一日の業務は終了となります。

レクリエーションと機能訓練が仕事の核

レクリエーションと機能訓練

 デイサービスの仕事内容を最も特徴づけるのが、午後の時間を中心に行われるレクリエーションと機能訓練です。

「楽しかった」を引き出すレクリエーション企画力

 利用者様に「今日も一日楽しかった」「また明日も来たい」と思っていただくための、多彩なレクリエーションを企画・実行します。

 単なる遊びではなく、心身機能の維持や、他者との交流を促すという、重要な目的があります。

  • 頭を使う脳トレ系:クイズ、計算ドリル、漢字パズル、囲碁、将棋など
  • 体を使う体操系:風船バレー、輪投げ、カラオケ、音楽に合わせた軽い運動など
  • 創作・文化系:貼り絵、習字、園芸、料理、季節のイベント(クリスマス会など)

 これらの活動を、利用者様の興味や能力に合わせて提供する、企画力と盛り上げ役としてのスキルが求められます。

「できる」を維持・向上させる機能訓練のサポート

 理学療法士や作業療法士といった専門職が作成した計画に基づき、利用者様の身体機能の維持・向上を目指す機能訓練のサポートも重要な役割です。

 私たちは、直接的なリハビリを行う訳ではありませんが、安全に運動ができるよう見守ったり、意欲を引き出すような声掛けをしたりと、専門職と利用者様を繋ぐ架け橋となります。

夜勤無し‼︎家庭と両立しやすい働き方のメリット

デイサービスと家事を両立する

 デイサービスを選ぶ最大のメリットとして、その働きやすさを挙げる方は多いでしょう。

規則正しい生活リズムと、週末休みの魅力

 多くのデイサービスは、日曜日が定休日で、営業時間は日中のみです。

 そのため、夜勤は一切なく、基本的にカレンダー通りの休日が取得しやすい傾向にあります。

 これは、子育て中の方や、自分の時間を大切にしたい方、そして不規則な勤務が体力的にきついと感じる方にとって、何物にも代えがたい大きな魅力です。

特養経験者が語るデイサービスの魅力と「物足りなさ」

 最後に、15年間、24時間365日の施設介護に身を置いてきた私から見た、デイサービスの魅力と、人によっては感じるかもしれない「物足りなさ」についてお話しします。

魅力:利用者様の「在宅生活」を支えるという実感

 デイサービスの最大のやりがいは、利用者様の「在宅での暮らし」を、直接的に支えているという実感を得られることだと思います。

 「デイサービスに来るのが、今の唯一の楽しみなの」という言葉をいただいた時の喜びは、格別でしょう。

 その方の人生の一部に、彩りを加えるお手伝いができる、素晴らしい仕事です。

物足りなさ:24時間を見通せないもどかしさ

 一方で、私が少し「物足りなさ」を感じるかもしれないと思うのは、関わりが日中だけに限定される点です。

 自宅に帰られた後の夜間の様子や、家族様との関係性など、生活の全てを見通したケアプランを考える特養の仕事に慣れていると、少しもどかしさを感じる場面もあるかもしれません。

あなたのスキルアップとキャリアを考える

レクリエーションの引き出しを増やす

 デイサービスで活躍するためには、特有のスキルが求められます。

レクリエーションの引き出しを増やすための一冊

 デイサービスで人気者になるには、利用者様を飽きさせない多彩なレクリエーションの知識が武器になります。

 私が新人指導でよく参考にしていたのが、『介護レクレーション傑作選』のような、ネタが豊富で準備も簡単なアイデアが満載の書籍です。

 「レクリエーション介護士」という資格を目指すのも、キャリアアップに繋がります。

「デイ」で輝くための転職活動

 この記事を読んで「自分にはデイサービスが合っているかもしれない」と感じたあなたへ。

 その選択は、あなたのワークライフバランスを大きく改善する素晴らしい一歩になる可能性があります。

 ただし、デイサービスと一口に言っても、リハビリ特化方や、認知症対応型、大規模な施設から小規模な施設まで、その特徴は様々です。

 あなたの希望やスキルに合った職場を見つけるためには、介護専門の転職エージェントの活用が不可欠です。

 施設の雰囲気や人間関係といった内部情報も教えてくれるので、ミスマッチのない転職が実現できます。

まとめ:デイサービスは「生活に彩りを加える」素晴らしい仕事

彩りを加える

 施設介護が、24時間体制の生活の「土台」を支える仕事だとすれば、デイサービスは、在宅で暮らす利用者様の生活に「彩り」と「活気」を加える仕事です。

 どちらが優れているということではありません。

 あなたがどんな形で、誰かの人生に関わっていきたいか。

 この記事が、あなた自身の「介護観」と向き合い、最高の職場を見つけるための一助となれば幸いです。

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