介護職は楽な仕事?きつい?15年続けた介護課長の本音と、やりがいを見つける方法

やりがいを見つける介護士

 ※この記事にはプロモーションが含まれます。

 「介護の仕事って、やっぱりきついんでしょ?」

 この言葉を、あなたも一度は口にしたり、耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。

 介護職は「楽な仕事」なのか、それとも「きつい仕事」なのか。

 この永遠のテーマについて、世間のイメージと現場のリアル、そしてこの仕事を15年間続けてこられた本当の理由について、私の「本音」を包み隠さずお話しします。

目次

世間が思う「きつい」の正体(3K:きつい、汚い、危険)

3Kに悩む介護士

 介護職の仕事には、長年「3K」というイメージがつきまとってきました。

 まずは、この言葉の正体と、現場のリアルについて触れておきましょう。

身体的な「きつさ」と向き合う

 まず「きつい」について。

 これは、移乗介助などの身体的な負担や、不規則なシフト勤務、特に夜勤の大変さを指します。

 これは事実であり、決して「楽」ではありません。

 しかし、プロとしてボディメカニクスなどの技術を習得し、自分自身の体調管理を徹底することで、負担を最小限に抑え、長く健康に働き続けることは十分に可能です。

精神的な「汚い」「危険」という誤解

 次に「汚い」というイメージ。

 これは主に排泄介助を指す言葉ですが、私はこの言葉に強い違和感を覚えます。

 排泄は、人間が生きる上で最も尊厳に関わる行為です。

 それを、専門的な知識と技術を持って、安全かつ快適に支援することは、私たちの専門性であり、誇りです。

 また「危険」というイメージは、認知症の方のBPSD(行動・心理症状)などを指すことが多いですが、これも症状を正しく理解し、適切なコミュニケーション技術を学ぶことで、リスクは大幅に減らすことができます。

私が本当に「きつい」と感じる瞬間TOP3

辛い介護士

 世間のイメージとは別に、私が15年間で本当に「きつい」と感じてきたのは、もっと人間的な、心の部分でした。

第1位:看取りケアでの「無力感」

 長年、家族のように寄り添ってきた利用者様が、旅立ちのときを迎えられる。

 その見取りの瞬間に立ち会うことは、この仕事の最も尊い役割の一つです。

 しかし同時に「もっと何かできたのではないか」という、どうしようもない無力感に苛まれることもあります。

 人の生死に深く関わることの精神的な重さは、この仕事の最もきつい側面かもしれません。

第2位:チームの「人間関係」がこじれた時

 介護の仕事は、チームプレーです。

 そのチームの人間関係が、意見の対立や些細な誤解でこじれてしまった時ほど、精神的にきついことはありません。

 利用者様に最高のケアを提供したいのに、スタッフ同士がギスギスしている。

 その板挟みになるのは、本当に辛いものです。

第3位:努力が報われないと感じる「理不尽」

 良かれと思って行なったケアが、家族様から誤解されてクレームに繋がったり、組織の方針で、理想とするケアが実践できなかったり。

 自分の努力や想いが報われないと感じる「理不尽」に直面した時、心が折れそうになることもありました。

それでも「楽だ」「楽しい」と感じる瞬間TOP3

楽しい介護士

 これほど「きつい」ことがあるのに、何故私は15年間も続けてこられたのか、それは、きつさを瞬時に吹き飛ばしてくれる「楽しい」「楽だ」と感じる、最高の瞬間があるからです。

第1位:利用者様の「笑顔」と「ありがとう」に救われる瞬間

 これは、すべての介護職が共感してくれる、最大のやりがいでしょう。

 認知症で言葉を失いかけていた方が、ふと私の名前を呼んでくれた。

 介助の後に、満面の笑顔で「ありがとう」と手を振ってくれた。

 その瞬間の喜びは、それまでの苦労を全て忘れさせてくれるほどの力を持っています。

第2位:チームで困難を乗り越えた時の「達成感」

 対応が難しいケースに対して、チーム全員でカンファレンスを重ね、知恵を出し合い、ケアの方針を統一する。

 そして、その結果として利用者様の状態が穏やかになった時の達成感は、何者にも代えがたい喜びです。

 人間関係のキツさも、この達成感を共有することで、強い絆へと変わっていきます。

第3位:自身の成長を実感できた時の「自己肯定感」

 最初はできなかった解除がスムーズにできるようになったり、後輩から「○○さんのようになりたいです」と言われたり。

 日々の仕事の中で、専門職としての自分の成長を実感できた時「この仕事を選んで良かった」と心から思えます。

 この自己肯定感が「また明日も頑張ろう」という力になります。

結論:きつさを上回る「やりがい」見つけ方

笑い合う介護職

 介護職のきつさとやりがいは、表裏一体です。

 そのきつさを乗り越え、やりがいを最大化するために、私から伝えたいことがあります。

「やらされ仕事」から「自分の仕事」へ意識を変える

 「今日も入浴介助をこなす」のではなく「○○さんに、気持ち良いお風呂の時間を提供しよう」と考える。

 ほんの少し意識を変え、仕事に自分なりに意味や目的を見出すことで、日々の業務は「やらされ仕事」から、やりがちのある「自分の仕事」へと変わっていきます。

ストレスと上手に向き合うための自己投資

 精神的なきつさを乗り越えるには、自分自身で心を整える技術も必要です。

 私が特に支えられたのは、物事の捉え方を変えるヒントをくれるアドラー心理学関連の書籍や、日々のストレスを軽減するマインドフルネスの本でした。

 自分をケアすることも、プロの仕事の一部です。

最も重要なのは「きつくない職場」を選ぶこと

俯いている介護士

 ここまで私の本音をお話ししてきましたが、最後に一番大切なことをお伝えします。

 介護職の『きつさ』は、仕事内容そのものよりも、働く『環境』に大きく左右されるということです。

 人員が十分に足りていて、適切な休憩が取れ、スタッフの安全と教育に投資し、人間関係が良好な職場では、仕事の「きつさ」は、成長痛としての「やりがい」に変わります。

 逆に、人手不足で、理不尽が罷り通る職場では「やりがい」はすり減り、「きつさ」だけが心に残ります。

 もしあなたが今「きつさ」しか感じられない環境にいるのなら、それはあなたのせいではありません。

 あなたに合った、もっと「楽しい」と感じられる職場は必ず存在します。

 まずはマイナビ介護職のような介護専門の転職エージェントに無料相談し、スタッフの定着率が高く、働きやすいと評判の施設について、プロの視点から情報を得てみてください。

まとめ:介護職は「楽」ではない。しかし、最高に「面白い」仕事だ

ハートを見つけた介護士

 結論として、介護職は決して「楽」な仕事ではありません。

 しかし、人の人生に深く関わり、チームで困難に立ち向かい、自分自身の成長を実感できる、最高に「面白く」そして「やりがい」のある仕事だと、私は15年間働き続けて、心からそう思っています。

 この記事が、あなたのキャリアを見つめ直す、一つのきっかけとなれば幸いです。

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